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CAE 2
CAEに関する2チャンネルのスレッドを調べてみた。参考にした文献は以下のURL
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/sim/1014485935/l50
CAE関係の企業への就職

議論内容はありがちなもの。前回紹介した文献(CAEによる新しい文化の創造 明日へのものづくり)で議論されていたこととほとんど同じである。CAEという技術の特徴上、当然考えられうる議題が議論の中心となっていた。参考になったのはやはり、様々なキーワードが拾えることであろう。以下に参考になったキーワードをあげると、

NASTRUN、ABAQUS、CAEFEM、ANSYS

ぐらいであろう。後はCAE関連企業名である。

株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン
株式会社ソフトウェアクレイドル
日本SGI 株式会社(SGI Japan, Ltd.)
株式会社 構造計画研究所
株式会社 画像技研
株式会社 フォトン
株式会社バイナス 
ISID
みずほ情報総研株式会社
デジタルソリューション株式会社
エムエスシーソフトウェア株式会社
アンシス株式会社
アドバンスソフト株式会社
アイシン精機株式会社
サイバネットシステム株式会社

上記の内いくつかの会社は既知であったが、しらない会社もあった。ベンチャーも多く、まだまだ日本では発展途上な市場であるといえるだろう。

根本的な問題として、
・caeソフトウェアの本場はアメリカであること。
・日本でも開発されているが、それはたいてい大手メーカー内のみで開発、使用されるであろうものであること。
・caeソフトウェアを開発するならアメリカか、大学等の機関で研究すること。
などであろう。

CAE内部のソースは基本的にはFEMを利用して構築されているのであろうが、FEM自体がもうすでに理論は完成していて、その実装もほとんど開発されきっているというのが一般的な意見であろう。しかし、3次元のFEMは複雑でまだまだ開発の余地があると聞いたがどうなんであろう。

メッシャーに関する議論も興味深かった。メッシャーでいいソフトを開発して、ベンチャーなど立ち上げると儲かるなんて話もきいたことがあるが、どうなんだろうか。

全体的な意見としては悲観的な意見が多い。これはCAEソフトウェアに限ったことではないと考えられるが、ソフトウェア市場やPC市場は今はアメリカが独占しているような状況であるので、どうしてもしかたのないことであろう。 結論的にはアメリカの現場でソフトウェア開発が最も楽しそうである。日本のベンダーに就職しても、サポート等しかできず、開発らしい開発ができないのが相場みたいだ。それか大手メーカーに入って開発部門に入るのがいいかもしれない。外資系ソフトウェアでもいい。

CAEソフトウェアは例えば、Java等を用いたマルチメディア技術の開発とは全く違うと考えていたが、そうでもないようだ。ソフトウェア開発である以上、ユーザーがいるわけで、そのユーザーにうけがよくなければならない。そのユーザーが必ずしも、CAEの内部(FEM、計算機アーキテクチャ等)について熟知しているわけではない点も問題の大きな原因であろう。例えば、googleの内部(ページランク等のアルゴリズムや技術)について知らなくても、ユーザーは何も困らない。だが、CAEは扱っている対象が大抵、数値的に意味のあるものばかりで、少しの誤差が人命に関わるようなことが多いのが特徴であろう。そういったユーザーのために使いやすいインターフェースを開発することもCAEソフトウェアの開発になるのであろうが、どちらかといえば核となるような部分の開発をしたいものである。ソフトウェアの開発現場レベルでアセンブラを使用するうんぬんの件では、少しワクワクした。計算速度が要求される部分は地べた這いつくばってシコシコとアセンブラで書かないといけないとは聞いていたが、学部でならった程度では到底歯がたたないであろうから、その周辺知識も蓄えておく必要がありそうだ。
by besttseb99 | 2007-04-17 08:21 | Study
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